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スタッフの縦の繋がりと横の繋がり

By 投稿日時: 2017年7月17日

みなさん、こんにちは。
代々木八幡 美容室スプラッシュの小林誠です。

春から夏になり、そして真夏になろうとしています。
うっかりすると秋を通り越して冬になりそうなくらい、時間経過が早いです。
 

 ●新卒スタッフのこと

今年の春はSplashには、2017年度の新卒スタッフは入社しませんでした。
 
特に積極的に求人募集していたわけではないので「今年は応募がなかったね」なんて軽く言っていますが、人手不足はサロンのサービスの根幹を弱くしますので、求人には今後もチカラを入れていきます。
 
現在のスタッフ達が退職意識を持たず、「美容師としてSplashで成長していきたい」と常に思っていてくれているので、発展させるために更なる人材確保は必要だと思っています。
 
 

 ●独自性を発揮できる環境

スタッフ各自が目標とする結果や成果に早く到達するためには、自身の魅力を十分に理解して、独自の強味の部分に集中することが大切です。
 
そのためには、強味を思う存分に発揮できる環境を作る必要があります。
 
自分の強味を理解してくれて、志を同じくする人と沢山のモノやコトを共有できれば、更に発展は加速していきます。
 
最近のSplashには、そんな環境が出来上がっています。
スタッフが辞めない理由の一つです。
 
 

●アシスタントの苦悩

Splashの場合は、現在のスタッフ全員が美容学校から新卒入社したスタッフです。

サロンワーク(お客様への施術に関する仕事)はもちろんですが、サロン内の細かい所にもSplashのローカルルールが存在し、挨拶、掃除、身だしなみ、所作に至るまで、tomone店長を中心に在籍10年以上のスタッフ達が自分より経験値が少ないスタッフに指導していきます。

すると、、、

ローカルルールが年々レベルアップしていってしまいます。

本来、社内のルールがレベルアップするのはとっても良いこのなのですが、新卒入社したスタッフは、年々レベルアップする社内のローカルルールを身につけるにも一苦労となり、かなり悩んだりするようです。

しかし、そこはベテランスタッフ達が精神的にフォローして、一緒に乗り越えていきます。

数年すると、入社当時はあどけなさの残っていた顔が、見違えるように立派になって輝き始めます。

お客様から「〇〇ちゃんは、本当に顔が変わってきたわね!」「すごくイキイキしてきたね!」と言われるようになります。

●スタッフの縦の繋がりと横の繋がり

Splashは一見すると昔ながらの縦の繋がりの序列になっていますが、それもやはりスタッフが辞めないので、自然とそうなっていきます。

上から下へいろんな事を「伝える」流れが出来上がっています。

 

一般的な美容サロンでは、縦の繋がりよりも、横の繋がりが重要視されていると思います。

それは何故かというと、今現在の一般的な美容サロンの平均的な状況は、入社したスタッフが平均1年半で退職していき、サロン全体のスタッフが店長以外、2年から3年で総入れ替えしてしまうようなので、サロン独自の強味などを縦の繋がりで伝える事が困難だからです。

そんな美容室では、精神的な指導者が不在となるため、やはりスタッフの横の繋がりを重要視して、スタッフの強味を強化する必要があるかもしれません。

 

私は、技術的な部分はもちろんですが、サロンでのサービス、おもてなしなど、お客様への心の向き合い方は、縦の繋がりの中で継承されていく事が望ましいと思っていますので、横の繋がりと縦の繋がりのバランスが大切だと感じています。

●自分の強味の共有と発信

どのように自分の強味を知り、そして共有しながら、縦の繋がりと横の繋がりのバランスを取りながら強化していけば良いのか。

誰もが初めは戸惑うポイントです。

特に価値観や志を同じくするスタッフの関係が固まっていない場合は、自身の魅力を発掘して、その魅力を共有しながら発信していく必要があります。

魅力発掘や発信方法の『4つのコツ』と『7つのステップ』など、ワークショップと通して、自分自身で気づくのはもちろんですが、やはり良き先輩、良き師匠を見つけることが縦の繋がりを強化するための最優先課題です。

 

●体験をどう活かすか

重要なのは、サロンの人間関係の中での体験です。

ただ体験するだけなら「良かった、悪かった」「嬉しい、悲しい」など、感情が出て終わってしまいます。

体験をどう活かすかが大切なのです。

体験をどう活かすかとは、その場で何を学ぶかということです。

 

愛を学ぶのです。

 

誰しも愛溢れる人間関係の中で、自分を成長させたいと、心の奥底で思っているものです。

 

人が少ないから、みんなそこまで思っていないからと無い物ねだりをしていても始まりません。

どんな困難の中にも、必ず一筋の光が射しているものです。

受動的な思考で現状を嘆くより、自分で能動的に行動してみると、必ず愛深い協力者がどこかにいるものです。

それでは、また。

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